乾癬の症状
赤い発疹、鱗屑が特徴的な症状
乾癬の症状は、皮膚の表面に赤い発疹が現れ、やがて角質化した皮膚がフケのようにポロポロとはがれ落ちるというものです。この発疹は体の一部に出る場合もあれば、広い部位や全身に出る場合もあります。しかし顔に出ることはほとんど無く、特に眼球と口唇に発疹が出ることはありません。
乾癬の発疹は赤く色が変色するとともに、わずかに他の皮膚よりも盛り上がり、その見た目の様子から紅色局面やハム様皮疹と呼ばれることもあります。また角質化した皮膚は鱗のように見える場合もあり、鱗屑(りんせつ)とも呼ばれます。
乾癬が特に出現しやすい部位としては、肘や膝、頭皮などで、見た目はひじょうに強い印象の湿疹ですが、他の湿疹に比較するとかゆみや痛みはあまり強くありません。とは言え乾癬は現れ方や症状、薬の効き方などにひじょうに個人差があり、中にはひどいかゆみや痛みを訴える場合もあります。乾癬にはその症状の違いからいくつかの種類があり、尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、滴状乾癬などに区別されています。
最も多いのは尋常性乾癬で、関節症性乾癬では発疹とともに、体のさまざまな関節が痛んだり、変形や炎症を伴う場合もあります。症状が進むと生活を送る上で大きな支障となる場合があり、この場合の症状は関節リウマチによく似ています。
また膿疱性乾癬では皮膚の下に膿疱が現れます。膿疱性乾癬は発熱など強い症状が出ることが多く、通常は入院して治療することになります。これに対し滴状乾癬の症状は、各発疹が小さく、また比較的若い世代で多く発生するという特徴があります。
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