薬で乾癬を良くしようという逃げの考えは今日から捨ててください
取り除くべきは「結果」ではなく「原因」
病気には急性病と慢性病の2種類があります。急性病とは、その名の通り急に起こる病気です。インフルエンザ、マイコプラズマ、ノロウイルス、食中毒を始め脳梗塞や心筋梗塞など血管が詰まることで急に起きる病気もあります。対して慢性病とは老化現象によって起きるものや生活習慣によって起こる病気です。がん、糖尿病、アルツハイマー、高血圧、乾癬、アトピー性皮膚炎などです。
この二つの病気をパッと見て分かるように、原因も違えば病気に至るまでの過程も全く異なります。当然ですが治療法も治療方針も大きく変わります。
西洋医学は、特に急性病に大きな効果があります。かつてはインフルエンザで多くの人が死にました。しかし西洋医学が発展したことで、インフルエンザで亡くなる人は体力のない赤ちゃんやお年寄りだけになりました。健康な若者は適切な治療を受ければインフルエンザで亡くなることはまずありません。
白内障で水晶体が混濁してしまえば、水晶体を除去し腸閉塞といって腸が詰まってしまったのなら開腹手術で詰まりを取り除けば良いのです。西洋医学を否定するわけではありませんがこのように現代日本の医学は原因を取り除くのではなく起こってしまった結果を解消するためのもの、いわば対処療法なのです。
根本的な原因を取り除かないまま、症状だけを取り除いたとしても病気が治ったことにはなりません。特に原因を取り除かないまま薬を使えば、副作用や新たな病の引き金になりかねません。西洋医学は検査をしたり、急性病の治療には強い効果を発揮しますが慢性病の治療にはほとんど無力といってよいでしょう。
あなたは皮膚科でどんな治療を受けましたか?
乾癬患者が皮膚科で受けることのできる治療はおおよそ以下のようなものでしょう。
1.薬(飲み薬、塗り薬、注射、点滴)
2.紫外線照射
これ以上、思いつきません。もし、他になにかあるなら教えて下さい。
これらの治療法は炎症を抑えることに有用です。しかし、ステロイドや注射で炎症が消え去ったからといって乾癬が治ったといえるのでしょうか?
皮膚の炎症というのは乾癬の原因ではありません。結果です。乾癬を患った結果、皮膚に炎症が現れるのです。薬を使って「結果」を無理やり変えても、「原因」が変わることはありません。なので、薬をやめれば何度でも炎症が再発するのです。
変えるべきは「結果」ではなく、「原因」の方です!
「原因」を変えれば、なにもしなくても「結果」は変わります。
何ヶ月もかかる腸内環境の正常化よりも薬を使って炎症を消すほうが圧倒的に楽ですよね。その気持ちはよくわかります。しかし、腸内環境の正常化は乾癬の「原因」を変える唯一の方法です。乾癬の真の原因から目を背け、薬で乾癬を良くしようという逃げの考えは今日から捨ててください。薬を併用しながらでもいいので、とにかく自分の意思で行動して欲しいのです。
乾癬でお悩みの方!コメント待ってます(承認後公開されます)