乾癬は改善してもその後の生活によってあっという間に元の状態に戻るから注意して!
乾癬改善の第一歩は皮膚への理解を深めることから!
まず、一番最初に重要なことを書き留めておきます。
絶対に忘れてはなりません。
それは…
↓↓↓
皮膚は体の内側の一番外側の部分である
と、いうことです。
皮膚は体の内側の一部ですよ。
つまり、乾癬の皮膚炎を改善したいなら、内側を改善する必要があるということです。
わたしたちの皮膚は、表皮,真皮,皮下組織の3つの層で構成されています。
もっとも表面にある表皮は わずか0.3mm以下という薄さで、角質層,顆粒層,有棘層,基底層の4つの層でできています。
もっとも外側の角質層が 乾燥や外部刺激から体を守っており、もっとも下側の基底層で表皮細胞が作られ 皮膚の再生や回復が行われています。
そして、皮膚細胞が細胞分裂をして新しい基底細胞を作り、それが有棘層→顆粒層→角質層へと押し上げられて、最後にアカとなって剥がれ落ちていきます。
おおよそ4週間の周期で 古いものから新しいものへと生まれ変わっており、これを皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)と言います。
新陳代謝がスムーズに行われていれば、新しい皮膚細胞が作られるので ハリのある美肌を保つことができます。
乾癬患者の場合、この皮膚の新陳代謝が異常に早いスピード(数日)で行われており、毎日のように皮膚がボロボロと剥がれ落ちる状態(落屑・鱗屑)になっています。
乾癬に限らず、お肌を良くするためには内側からの対策が大切だと言われていますが、正しい新陳代謝に必要なのは正しい免疫機能です。
また、睡眠時間が短くなると皮膚の新陳代謝のバランスが崩れることが知られています。
十分な睡眠も心掛けましょう。
乾癬改善後の注意点
乾癬は、西洋医学では治りにくい慢性病とされていますが、生活環境の見直しだけで見事改善された方も多くいらっしゃいます。
乾癬が改善したのは、病を克服できるまでに自己治癒力を高められたためと考えています。
しかし現代人は、生活上の不摂生や心の持ち方で自己治癒力を弱めているのが現状です。
そのため、一度は改善されたのに、再発してしまうこともあります。
乾癬患者さんに覚えていてほしいのが、改善されたからといって油断してはいけないことです。
東洋医学には予防医学という発想があり、その一つが未病という 病気以前の病気を発見するという思想です。
乾癬の場合ですと、自律神経の乱れやストレスを発見するということになるでしょうか。
あー、誤解しないで下さいね。
僕は別に東洋医学信者ではありませんので。
ただ、東洋医学に学ぶべき点は多いと感じています。
乾癬に良いことなら東洋も西洋も関係ありません。
悪いことは排除し、良いことを取り入れる。
このシンプルな思想の元にこのお話をしています。
話を戻します。
ようやく乾癬が改善したのに、食事や生活習慣が以前のように乱れてしまっては 新たな乾癬の原因を作ることになります。
↑実際、こうゆう人が非常に多いのです!
乾癬患者は肌から皮膚炎が消え去っても、あなたは一生乾癬患者のままであると肝に銘じておくべきです。
↑これ、超重要!
乾癬を経験した人は、生涯にわたって健全なライフスタイルを維持し、自律神経の持つ一定のリズムを整えることがきれいな肌をキープするために大切なのです。
自律神経のバランスが整えば、疲労感や痒みといった体が発するサインを敏感に受け止めることができるようになり、乾癬を未然に防ぐ防御体勢を整えることにもなります。
また、心の欲求不満状態を回避するためには、自分の感情を押し殺すのではなく 喜怒哀楽などの感情を素直に表現する機会も必要でしょう。
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