乾癬を悪化させる活性酸素を除去するには？

科学や技術の進歩により、私達の日常生活は昔に比べて大きく変化しました。利便性、快適さ、清潔さを追い求め、それらを実現する日常生活を手に入れたのです。しかし、全てにおいて昔に勝る生活をしているわけではありません。

追い求めたのは利便性、快適さ、清潔さであって、それらを手にした代償として失ったものもあるのです。何よりそれは私達の身体の正常な免疫機能であり、現代の日常生活は免疫を壊す活性酸素で溢れているのです。

活性酸素が免疫機能に及ぼす影響

活性酸素は文字どおり、活発にさせる酸素です。では何を活発にさせるのかという話になりますが、それは”酸化させる力”なのです。美容や健康を語る時、活性酸素の話題が必ず出てきますし、その時は悪い存在として扱われます。

しかし、活性酸素は必ずしも悪ではなく、酸化力が強い点から殺菌作用も行ってくれるのです。しかし活性酸素の酸化力はあまりに強力なため、過剰な摂取はあなたの正常な組織も破壊してしまいます。そうなると老化を招いたり、免疫機能を暴走させ、乾癬がますます悪化してしまうのです。

だったら摂取しなければいいと思うでしょうが、そう上手くはいきません。なぜなら利便性や快適さ、清潔を求めて作られたこの現代は、活性酸素を発生させる要因で満ち溢れているからです。

そこで私達に必要になってくるのが、活性酸素への対策です。それにはまず何がきっかけで活性酸素が発生するかを知り、さらに活性酸素によってどんな症状が起こるのかも知って危機感を持つべきです。

活性酸素発生の対策は食事から！

地下鉄やショッピングの時、便利という理由でＩＣカードを使う人が増えています。しかし、ＩＣカード使用時の電磁波によって、その瞬間私達の体内に活性酸素が生まれます。また、食生活の乱れや喫煙、ストレスなどでも活性酸素は生まれます。

どれも日常生活において身近なことばかりだと思います。これが、上記で説明した“現代は活性酸素を発生させる要因で満ち溢れている”という理由です。ちなみに、対処としては活性酸素を消してしまう抗酸化食品を摂取するのが効果的です。

抗酸化力のある食品は全て植物性の食品であり、その意味では自然の力が最も効果あるのです。例えば、実、花、茎に含まれるポリフェノール、大根などの辛みの成分になっているイオウ化合物、緑黄色や海藻類などに含まれるカルチノイドなどがあります。乾癬を改善するためには動物性脂肪を控え、生の野菜、果物をたくさん摂ることが重要ですが、これはまさに、活性酸素を打ち消す食事そのものです。

活性酸素を除去する野菜・果物（乾癬患者が食べてもOKなものを挙げておきます）

かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、キャベツ、はくさい、大根

バナナ、キウイフルーツ、りんご、みかん

※乾癬を改善させるには、毎日同じものを食べるより、日替わりで多種を食べるほうがさらに効果的！

そして、抗酸化作用において最も注目されているのがプロポリスです。これはミツバチが自然のものから作りだした物質で、活性酸素の除去だけでなく、抗菌、抗炎症、抗疲労などの様々なプラス作用をもたらしてくれるのです。しかし勘違いしてはいけません。プロポリスが乾癬を治すわけではありません。プロポリスが活性酸素を除去した結果…⇒免疫機能が改善し…⇒乾癬が改善するのです。なので、飲んで1週間で良くなるなどの期待はするべきではありません。食事（腸内）改善と併用しながら数ヶ月のスパンで継続する必要があります。